【ITコンサル】ITコンサル業界のリモートワークの実態

「通勤時間が長すぎて毎日苦痛・・・」、「通勤に体力が使いすぎて働く体力がない」と悩んでいてリモートワークOKの業界に転職しようとしている方が少なくありません。
実際、ITコンサル業界はリモートワークが多い業界として挙げられています。

今回の記事では、ITコンサル業界のリモートワークの実態について紹介したいと思います!

リモートワークが多い業界は?

総務省の調査令和5年 通信利用動向調査報告書 (企業編)によって、リモートワークが多い業界トップ3として挙げられるのは、「情報通信業」、「金融・保険業」、「不動産業」です。

情報通信業以外に、金融保険業と不動産業はどちらも書類作業が多いイメージがありますね。現在DX化は進んでいるし、パソコンでの書類作業が多くなっているので、「パソコン作業だったら別に家で作業してもいいんじゃね?」と自然になりますよね。

書類作業以外、営業マンの場合は、「静かな場所で電話できれば」で問題ないので、金融保険業と不動産業がテレワークが推進する理由です。

ITコンサル業界のリモートワークの実態

ITコンサル業界は、基本的にはクライアントの要望に基づいてシステムやアプリを開発&構築し成果物を納品する業界なので、勤務内容はパソコンでの作業がメインとなります。わざわざ出社しなくてもテレワークで対応可能な場合も多いです。

実際、この記事で紹介したように、ITコンサル業界はプロジェクトベースなので、基本的にはすべてプロジェクトによります。アクセンチュアが6月から全社員に週5日、顧客先もしくは自社オフィスへのフル出社を求めていますので、もうプロジェクトによるではなくなりますけど(笑)

アクセンチュアのケースを置いておいて、一般的にはプロジェクトによって出社頻度が変わりますね。

イメージ的には金融業界や保険業界のクライアントの案件は、セキュリティ面が厳しくて顧客先に出社するように求められることが多いです。セキュリティ面で問題がなくても、「うちの会社に出社してください」と依頼する顧客もいます。

また、クライアントが出社を要求していない場合ても、PM(プロジェクトマネージャ)やプロジェクトリーダーが対面でのコミュニケーションを好む場合、出社させられることがあります。なので、ITコンサル業界のリモートワーク率は確かに他の業界と比べると高い傾向がありますが、プロジェクトの都合で変更されることがあるので、必ずリモートワークができるとは限らないです

リモートワークのメリット・デメリット

ここからは私が感じたリモートワークのメリットとデメリットを説明します。

メリット

リモートワークのメリットとしては

  • 通勤で体力を消耗することがなくなる
  • 睡眠時間が確保できる
  • ワークライフバランスが取れる

通勤がなくなることで、睡眠時間が確保できるようになるし、満員電車で体力を削られることもなくなるので、結果的には個人の仕事パフォーマンスが向上につながります。また、通勤時間がなくなることで、家族や自分に使う時間が増えるので結果的にはワークライフバランスが改善されます。

デメリット

一方で、リモートワークのデメリットとしては

  • コミュニケーション不足しがち
  • 人脈を構築しにくい
  • 業務上で何か問題があった場合は相談しづらい
  • 仕事モードのオン・オフを切り替えられない

テレワークで仕事すると、ほかの社員と関わる機会も少なくなります。プロジェクトベースの場合、基本的にはプロジェクトメンバー以外の人とあまり会話しないので、社内で人脈を広げることが難しいです。
また、業務上で何か問題があった場合、相談しづらい場合があります。出社の場合はパソコンを持って上司のところに行って相談すればいいのですが、「わざわざ通話で相談するほどでもないな・・・チャットにしよう」の場合は、テレワークだとすぐ返信してこないことはもちろんあります。
人によって、テレワークが長すぎるとプライベートと仕事のスイッチが切り替えられなくなり、最終的にはメンタルがやられてしまうケースがあります。

まとめ

今回の記事では、ITコンサル業界のリモートワークについて紹介しました。

特に要注意ポイント:

  • ITコンサル業界のリモートワーク率は他の業界と比較すると高い傾向にありますが、プロジェクトの内容によってフル出社が求められる場合があります。
  • 金融保険業界の案件では、セキュリティ上の理由で出社率が高い傾向が見られます。
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